KIO通信vol.8
【冬の火災事故を防ぎましょう】

冬の寒さと乾燥が本格化してくるこの時期、ご自宅や会社で暖房器具を使い始めている機会が増えてきていますが、同時に火災事故が増えてくる時期でもあります。
東京消防庁によりますと、空気が乾燥する12~2月は、1年を通した火災件数のうち3割近くが発生しています(総務省消防庁『令和3年度版消防白書』より)。冬の火災事故を未然に防ぐポイントを紹介いたします。

<電気火災を防ぐポイント>
◆電気火災の3大原因は、1位「電気ストーブ」、2位「電気コンロ」、3位「電気コード」です。電気ストーブを使用する際は、近くに燃えやすいものを置かないことが重要ですが、10cmほど離れていても発火する場合がありますので、ストーブの上に洗濯物を干したり、付けたまま寝たりしないようにしましょう。
◆コンセント部分に溜まったホコリが湿気を帯び、電気が流れて発火することがあります。また、プラグ等に表示された電気量以上を使用すると発火の危険がありますので、定期的な点検や掃除を心がけましょう。
◆電子レンジによる火災も増加しています。時間設定ボタンを押し間違えると、食品によっては長時間加熱することによって急速に燃焼する危険があります。
電子レンジ火災の場合の対応は、①扉を開けずに電源を遮断する②扉をしめたまま、あわてずに庫内の様子を見る③火が消えなければ扉を閉めたまま、消火器などの準備をする。
※出火してしまった場合は、扉を開けずに電源を遮断して、すぐに119番通報してください。

<火災に備えよう>
◆火災が起きにくい環境作りを心掛けましょう。
寝具や衣類、カーテン等は防炎品にし、家の周りに燃えやすいものを置かない対策が大切です。
◆消火器の正しい使い方を確認しましょう。
住居用消火器には、紙や木材、布等が燃える「普通火災」の他、天ぷら油で起こる「天ぷら油火災」、電気コード等で起こる「電気火災」等、適応する火災が絵で表示されていますので、用途に合わせた消火器を準備し、その使い方を確認しておきましょう。
◆火災が起きてしまった時に取るべき行動を確認しましょう。
火災が起きたら、まずは大きな声で周囲に火災を知らせ、落ち着いて119番通報をしましょう。
火が天井に達する前の出火直後であれば消火器等で初期消火を行い、危険だと感じたら、煙を吸わないように姿勢を低くし、ハンカチ等で鼻や口を当てて避難しましょう。

<火災事故発生からお支払いまでの流れ>
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